
シンガー・ソングライター松山千春(69)のコンサート・ツアー2025「君の明日」のファイナル公演が25日、北海道・札幌カナモトホール(札幌市民ホール)で行われた。5月14日にリリースした新曲「君の明日」をはじめ「季節の中で」「大空と大地の中で」「長い夜」など全17曲を熱唱した。
昨年9月に狭心症の悪化で冠動脈バイパス手術を受けて秋の全国ツアーを中止した松山だったが、4月18日の埼玉・和光市民文化センターから全国13都市でコンサートを繰り広げた。
1年ぶりの札幌での公演に、会場は開演前から“千春コール”。オープニングで松山は弾き語りで登場。「おいで僕のそばに」「恋」の2曲を熱唱。「全国を回って1年ぶり、ようやく地元・札幌に戻ってきたので、久しぶりに『恋』を弾き語りで歌ってみた」と話した。
病状に関して「手術は11時間かかって、その後、7日間、ICUに入っていた。こうして元気に戻って来られたのも、みんなの応援のおかげ。これまで48年、歌って来ることができたのは、ラジオを聞いてくれた人、レコードを聴いてコンサートに来てくれた人、1人1人のおかげ。改めてありがとうと言いたい」と言って「銀の雨」「ピエロ」を歌い上げた。
この日、解散が発表されたTOKIOの国分太一(50)の騒動に、松山は「国分太一はどうしちゃったんだろね。いつも見ていたやつが突然にいなくなっちゃうんだから。俺は、突然にいなくなるってことはないと思うけど、実は『ザ!鉄腕!DASH!!』は大好きな番組でな。要は裏番組にも面白いものがないから、飯を食いながらいつも見ていたんだ」と話した。
自民党が国民に一律2万円を給付する政策については「そんなものは政治でもなんでもない。本来なら、生活の厳しい家庭に手を差し伸べることが重要」と持論を述べた。