
俳優キム・スヒョン(37)が23日、今年2月に24歳で亡くなったキム・セロンさんの遺族とYouTube(ユーチューブ)チャンネル運営者を相手取り、誣告(ぶこく)の疑いで23日告訴した。誣告罪は日本の刑法では虚偽告訴等罪に当たる。
韓国地上波テレビ局のSBSは23日、「キム・スヒョンは、ソウル江南(カンナム)警察署に誣告容疑の告訴状を提出した」と報道。さらに「先月7日、遺族法律代理人とYouTube運営者が記者会見を開き、キム・スヒョンを児童福祉法違反と誣告の疑いで告訴したと明らかにした。特にこの記者会見ではYouTube運営者はキム・セロンさんが生前、知人と交わした対話だとして『初めてやった(性行為した)のが、中学2年の冬休み』、『利用された感じ』などの録音ファイルを、YouTubeを通じてリアルタイムで配信した」と伝えた。
その記者会見直後、キム・スヒョン側は該当録音はAI技術を利用して操作された音声ファイルとみられるとし「完全に偽造された資料で、俳優の人格を抹殺しようとする犯罪的行為」と法的対応を予告していた。
キム・スヒョンは、キム・セロンさんとの交際は認めたものの「未成年だった時ではなく、成人になってから1年間交際した」と話している。
SBSは「キム・スヒョンは、遺族とYouTube運営者を相手に120億ウォン(約12億円)規模の損害賠償請求も提起した状態だ。この他にも、情報通信網法上の名誉毀損(きそん)疑惑、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反疑惑でも告訴状を提出した」と報じた。