
吉本新喜劇の吉田ヒロ(57)が18日、大阪市の高島屋大阪店で開催中の「吉本新喜劇 吉田ヒロギャグアート展vol.7」(24日まで)に出席した。
ヒロは子供のころから絵を描くのが好きで、吉本入り後も定期的に絵を描いてきた。仕事に影響するほど絵の仕事が舞い込んだこともあり、1度は絵を描くのを止めたが、コロナ禍を機に活動再開。21年3月に1回目の個展を開くと、昨年には大阪高島屋での開催が実現した。2年連続の開催となり、今回は新作約50点を追加、展示・販売する。酒井藍や山田花子ら吉本新喜劇メンバーの作品も出品されている。
2年連続開催でご機嫌のヒロは「そろそろアーティスト名を決めておかないと」と話し、「宮崎駿さんが好きなので『ヒロ崎ヒロオ』で。海外名も決めておきます。ラッセンが好きなので『ヒロッセン』」。今回初めて羊毛フェルト作品を出品した花子にもアーティスト名を考えるようすすめ、花子は「私は草間弥生さんが好きなので、『草田やよ子』で」と応じ、若干スベった。
ヒロはオススメの新作を聞かれると、「楽描き(らくがき)」と題した作品をチョイス。「真ん中のロボットの周りの絵をあえて下手に描いてみて、作品として成功するか試してみた」という意欲作で、お値段税込み82万5000円。
先月に行われた吉本新喜劇の間寛平GMの定例会見では、寛平GMに「買って下さいよ」と投げかけ、「ああ、分かりました」と言質を取っているが、どの作品を買ってほしいか聞かれると、「これですね」とためらいなく「楽描き」をすすめた。
さらに、「こっちでもいいですかね」と本物の鹿の角を使ったというテーブルもオススメ。こちらはなんとお値段99万円(税込み)。値段を聞いた山田花子は「いーっ」と驚きの声を上げ、「今日一番、声出た」と笑わせた。
高島屋で来年も連続開催すれば海外で個展を開きたいといい、「最終的にはラスベガス」と豪語しているが、作品制作は絵の具代や筆代など経費もバカにならない。そのため、売り上げ目標金額については「来年もできるようにある程度売れてくれんと。高島屋さんも吉本も商売やからもうからんと辞める。1つでも2つでも多く」と話していた。