
映画「かくかくしかじか」原作者の漫画家、東村アキコ氏(49)が13日、TBSラジオ「金曜ワイドラジオTOKYO えんがわ」(金曜午後1時)に出演。同映画の製作に携わったことを振り返った。
東村氏は、原作、脚本のほか映画製作にも全面協力したといい、映画を見たという浅草キッドの玉袋筋太郎(57)は、エンドロールで「あんなに自分の名前が出てくるのはジャッキーチェンの映画ぐらいだよ」とコメント。東村氏も「だいぶうっとうしいなと思ったんですけど自分で」としつつ「さすがに自伝だから」とも語り、舞台である地元・宮崎などを監督らを連れてロケハンに行ったと明かした。
ロケハン時には祖母の家も訪れたといい「ここで撮りたいみたいになったら、取り回しを私がしなきゃいけなくなる」と東村氏。撮影について、近所に説明する必要もあったが「近所が全部親戚」だったこともあり「私が行った方が早いなってなって、そこからズブズブズブ…とスタッフになった」と話していた。
自身の半生を描いた同作の映画化にあたり「漫画の時は泣きながら描いていた」というが「映画って大変で、スケジュールがバタバタすぎて、感傷に浸っていたら進まんぞと思って、本当にスタッフとして参加させていただいた」と苦労も話した。