俳優小久保寿人（40）が、読売テレビ制作で、7月3日放送開始の日本テレビ系7月期ドラマ「恋愛禁止」（木曜午後11時59分）に出演することが11日、分かった。
同作は、熱狂的な支持者を生み出した“禁止シリーズ”を手がける原作者であり、同作監督でもある長江俊和氏の同名小説をドラマ化。完全オリジナル要素を加え、原作をも揺るがす予測不能な恋愛ホラーサスペンスとなる。主人公の木村瑞帆は伊原六花（26）が担当。小久保は、木村を執拗（しつよう）に追い回す倉島隆を演じる。
台本を読んだ小久保は「自分の芝居の良しあしで、このドラマ全体の方向性が決まる。そう言っても過言ではない程、強いプレッシャーと責任を感じました」という。長江監督、伊原とは2回目の共演。「細かい部分も話し合いながら撮影に挑めています」とし、「よくあるカテゴライズされたストーカー像にはならないよう、隆の内面で起きていた思いを丁寧に紡いでいけたらと思っています」と意気込んだ。その上で、「瑞帆を愛する気持ちだけは誰にも負けたくないですね」と笑った。
「とにかく物語の前半を、ものすごいエネルギーを持って引っ張っていかなくてはいけない存在なので、クランクアップのその日まで、精いっぱい向き合っていけたらと思っています」とアピールした。
小久保は演出家の蜷川幸雄さんが育てた最後の秘蔵っ子として、多くの蜷川作品に出演。舞台と並行して数多くの映画ドラマにも出演している。
25年1月期にはTBS系火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます！」に出演。末期ガンを宣告され、幼い娘を持ちながら必死に病と闘い、死にゆく父親を演じた。その演技にSNSでは「どんどん死に近づいていく演技がガチすぎてすごかった」「圧倒的な演技に泣いた」など、称賛のコメントが相次いだ。
