
ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」で大ブレークした女優シドニー・スウィーニーが、入浴後の残り湯を使ったせっけんを発売してわずか1分で完売させて話題となっています。
男性用バス用品ブランド「ドクター・スクワッチ」から6日に5000個限定で、自身が実際に入浴した後のお湯を使って作られたせっけん「Sydney’s Bathwater Bliss」を販売。アクセスが殺到してサイトがクラッシュしたり、会計まで200分以上待ちと表示されたなどの報告がSNSに多数寄せられ、買えなかった人が続出する騒動となりました。このせっけんの開発のきっかけは、スウィーニーが昨年出演した同社のCMで泡風呂に浸かるシーンを演じたことで、残り湯に関する質問が殺到したことからせっけんを作るアイデアが生まれたと説明しています。
ハリウッドで今もっともホットな若手女優の1人といわれるスウィーニーは、10代の時にドラマの脇役からキャリアをスタート。2019年公開のレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演した映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」ではマンソン・ファミリーの一員の少女を演じ、2023年には大ヒットラブコメ映画「恋するプリテンダー」、2024年にはマーベルのスーパーヒーロー映画「マダム・ウェブ」に主演してハリウッドのスターダムを駆け上がったことで知られます。
「ユーフォリア/EUPHORIA」で演じたキャッシー役でエミー賞助演女優賞にノミネートされるなど若手演技派と称される一方、レッドカーペットでは露出度の高い衣装を披露することが多く、「セクシーすぎる」と批判を浴びることもしばしば。過去には、「演技ができないのに成功を収めたのは、ひとえに彼女の豊満な胸のおかげ」と映画プロデューサーが発言して話題を呼んだこともあります。自らのインスタグラムに「すごいおっぱいでごめんなさい」と書かれたスエットを着用する姿を投稿して反論メッセージを送ったスウィーニーですが、若い頃は胸が大きすぎることが悩みだったと赤裸々に告白しています。
それだけに自身のボディーに注目が集まることを逆手にとったビジネスに「天才的」「野心家」との声も寄せられていますが、単なるセクシー系女優ではないところがスウィーニーの魅力。実在する女性ボクサー、クリス・マーチンさんを題材にした新作映画に主演するため肉体改造を行ってまるで別人のような筋肉ムキムキの姿をSNSで披露するなど、女優としても高い評価を得ています。今年はロン・ハワード監督がメガホンを取り、俳優ジュード・ロウや女優アナ・デ・アルマスが出演するサバイバルスリラー「エデン」やサイコスリラー「ハウスメイド」などの公開が控えており、今後さらなる活躍が期待されています。
【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)