
仮面ライダー役も演じた俳優でYouTuberの岡田龍太郎(31)が8日、SNSで「令和6年度司法試験に合格しました」と報告した。19年のテレビ朝日系特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」で仮面ライダーバルカンこと不破諫を演じた。俳優から司法試験に合格した例としては、東大在学中に俳優デビューし、90年に合格して弁護士歴32年の本村健太郎氏(58)がいるが、極めて異例だ。
21年9月5日にTBS系で放送されたドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」第10話への出演を告知して以来3年9カ月、SNSでの発信を断っていた岡田の突然の報告に、ネット上は騒然とした。19年の誕生日に自身の公式チャンネルで配信した動画によると、東大を目指して3度受験するも実らず、早大法学部に進学。司法試験合格を目指して予備校にも通っていたが、2年生だった16年に勉強ばかりの生活に疑問を感じ、憧れのあった芸能界を目指し、同11月の「第29回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に挑戦。準グランプリを受賞すると、翌17年に俳優デビュー。19年3月に早大を卒業し、同年に夢だった「仮面ライダー」への出演を果たした。
関係者によると、今後については未定だという。
◆岡田龍太郎(おかだ・りゅうたろう)1993年(平5)12月27日、兵庫県西宮市生まれ。父は医師で母は元薬剤師。プロテニス選手を志すも進学した中高一貫の男子校でケガをしたため、東大進学に目標を切り替えたが中退。1浪の末、同志社大商学部に進学も仮面浪人を続け、3回目の東大受験も失敗し、合格した早大法学部に進学。17年に日本テレビ系「脳にスマホが埋められた!」とフジテレビ系「僕たちがやりました」の連続ドラマ2作で俳優デビュー。