
俳優の八嶋智人(54)が6日放送のTBS系「A-Studio+」(金曜午後11時)に出演。24年のTBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」に出演した経緯を明かした。
同ドラマに本人役で出演するに至った経緯を聞かれた八嶋は、「最初はビジネスクラスとエコノミー。飛行機のその線引き、ちょうどいいのが八嶋智人だというのを、まず宮藤官九郎さんがお書きになって。『名前使うぐらいはいいですよ』ってうちのマネジャーはすぐ連絡した」と説明。ドラマ内で登場するテレビ局が、俳優の飛行機の手配で座席の分かれ目となる俳優レベルの実例として登場したことを振り返った。
八嶋は「次に、じゃあ、そんなすぐに連絡が来るなら『カメオ出演みたいに、ちょこっと出てもらおうか』っていって、マネジャーに連絡した。そしたらマネジャーさんは、すごい面白いから、俺に何も言わずに『出ます』って言った。その時もまだ知らない」とマネジャーが勝手に返事をした状況を明かした。
そして「僕は自分の劇団『カムカムミニキーナ』というのをやっておりまして。ちょうど稽古中だったんですよ。だから、自分の劇団の稽古中って、あんまり他の仕事入れないんですけど。すごい前のめりに向こうの事務所がオッケーしてくるから『じゃあ、1話ぐらいがっつり出てもらおうか』っていって、マネジャーのところに連絡が来た時に、初めてやばいと思ったんでしょうね、『相談がある』って…。でも、まあ、せっかくそこまで書いてもらったから『出る』って言ったら、何だかこんな楽しいことになっちゃって」とドラマ出演の経緯を明かした。
そして「相当、反響あったんじゃないですか?」の質問に、「自分の劇団の本当にやっている公演のチラシもいっぱい美術さんが貼ってくれて。で、その宣伝をするんですよ、ドラマ内で今やってる…本当のやつ『カムカムミニキーナ』の。で、オンエアの時、もう本番なんですよ、始まってるんですよ。でも、1週ズレて金曜日がオンエアだったから、あと土日だけ、2日間だけという。その2日間、もう満員ですよ。ビックリしました」と振り返った。
劇団で物販係の八嶋は物販コーナーに立って「初めてですか?」など話をするという。初来場の観客に「何でいらっしゃったんですか?」と言うと、「昨日ドラマを見て」と言われたといい、「昨日ドラマを見て面白い…10時ぐらいに終わって、飛行機のチケット取って。高知からとかね、来て」と明かした。そして「しかも、ちょっと、そんなマニアックな高円寺という街に来て。もっとマニアックな『カムカムミニキーナ』というお芝居を見て。でも、大人の方だから、やっぱり知的好奇心も高いのか、すごく喜んでいただいて…。めちゃくちゃ感謝しています」と打ち明けた。