
ミュージシャンGACKTが6日、X(旧ツイッター)を更新。「大都会」などのヒット曲で知られるロックバンド「クリスタルキング」の元ボーカル、田中昌之(73)からの謝罪ポストをうけ、返答した。
GACKTは26歳から白米断ちをするなど、ストイックな食生活習慣で知られる。この件をめぐってはGACKTがまず2日、自身のXで「コメの味を忘れたことは一度もない。むしろ他の人よりコメに対する憧れは強い。そして、『一番好きな食べ物は?』と聞かれれば必ずこう答える。【古古米を炊いた後に冷やして食べるご飯】」などと言及。保存状況などの条件を満たしたものであれば「古米、古古米は腰を抜かすほど美味しい」と独自の“コメ論”を記した。この投稿に対し、田中はXで「ほんとにこう言うコメントしたのかな? だとしたら残念な人だ」などとつづっていた。
GACKTはこれをうけ、5日朝のポストで、田中の投稿に対し「あはははは。尊敬していた先輩から『残念な人』と呼ばれてしまった」と反応。「先輩はボクの文章を全部読まれましたか? ボクの投稿はあくまで【古米、古古米】の味に言及しただけです。それに対して『残念な人』という発言は、先輩がコメは新米じゃないとダメな人で、古米・古古米の味を語る輩は論外という考えだからでしょうか? それとも垂れ流しのネットニュースを拾って、投稿した本文も読まずに『GACKTが備蓄米のプロパガンダに協力している!』と思われたからでしょうか?」と問いかけ「もし前者であるなら、新米の味が好きな先輩が古米の味を批判する行動も理解ができます」とした。
一方で「ですが、、、もし万が一、先輩の『残念な人』発言が後者に該当するなら、米に対しての政府の仕打ちとも言える政策自体は今に始まったわけではありません」とし、日本の農業をめぐるさまざまな問題を列記した上で「でも、一番の問題点はそこでしょうか? ことが起きる度に、【ボヤくだけ、呟くだけ】で結局、何も行動しない大多数の国民の意識の低さそのものが問題の本質ではないでしょうか? 本当にこれらを自身の問題とするなら、なぜ1人でも多くの仲間を誘い選挙に行き、国を変えようとしないのでしょうか? 変わらないと諦めているからでしょうか?」とあらためて疑問を投げかけ「田中先輩。文句を言うだけ・ボヤくだけでは国は変わりません。人生と音楽の先輩として道を示してください。それを切に願います」と訴えていた。
田中は5日夕、GACKTの投稿をうけ「数日前、リポストした件で GACKTさん、GACKTさんを敬愛されてる人々に対し不快な思いをさせてしまい ここに謝罪致します。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
GACKTは6日朝、田中の謝罪投稿に対し「DMでもお伝えしましたが、尊敬する先輩に対し生意気な言い方で、こちらもすみませんでした。いつまでもいい歌を届けてください。これからも先輩のご活躍、応援しています!」とつづり、事態は双方の”大人”の対応により、”和解”した形となった。