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桂文珍、若手上方落語家の飛躍に期待「長嶋監督のようなスーパースターに出てきてほしい」


桂文珍が「第11回若手噺家グランプリ決勝戦」の記者会見に出席し、大会の改革内容を発表しました。彼は決勝戦での持ち時間を厳密に設定し、終演直後の似たネタを避けるための抽選による出番順を導入しました。また、審査員の得点を公開し、審査の透明性を高める方針です。文珍は、若手の成長を激励し、落語が伝統と現代性を兼ね備えた芸能として発展することを期待しています。彼自身も決勝進出者との特別会を開き、自身の落語を披露する予定です。文珍は、新しい才能を育てながら、落語からスーパースターを生み出すことに意欲を見せています。

上方落語協会若手育成特別顧問の桂文珍(撮影・阪口孝志)

落語家桂文珍(76)が5日、大阪市の天満天神繁昌亭で「第11回若手噺家グランプリ決勝戦」(18日、天満天神繁昌亭)及び「桂文珍と決勝進出者の会」(8月27日、9月3日、同所)の記者会見に出席した。

上方落語協会が15年から開催している若手落語家を支援するプログラム。入門4年目から18年未満の上方落語協会所属の若手を対象としている。

昨年亡くなった今くるよさんの葬儀の場で、上方落語協会会長の笑福亭仁智会長から、若手育成特別顧問就任を要請されたという文珍。決勝進出者に自分の弟子がいないことに「情けない」とため息をつきながら、「エンターテインメントがたくさんある中で、落語はコンパクトで伝統芸でありながら、アップデートできる珍しい芸能。それに対応できるような才能がすくすくと育ってくれたら」と決勝進出者に期待を込めた。

特別顧問として、大会の改革に着手。大幅に内容を変更した。決勝戦は9~12分の持ち時間で1秒でも過不足があると減点。前の演者と似たようなテーマ、ネタになる「ネタが付く」状態も減点対象となるため、当日に決定する出番順の抽選が大きな意味を持つ。

審査員の顔ぶれも一新。文珍はもともと、落語会の審査で他の審査員の得点に「アンタ、何でそんな点つけてはるん?」と思うことが多々あったといい、審査員の得点も公開。「審査員を審査せなアカンのです」と審査する側にも厳しい目を向けた。

決勝進出者とは後日、「桂文珍と決勝進出者の会」を開く。4人ずつ2回に分け、文珍も参加して落語を披露する。ネタ時間は20分だが、出番順は若手噺家グランプリ決勝戦同様、くじで決めるため、文珍が前座となる可能性も。「今、『子ほめ』の練習してます」と笑った。

そんな文珍との落語会に、団治郎は「文珍師匠の後にだけは出たくない」と緊張したが、希遊は「ありがたい機会。文珍師匠が大爆笑を取った後にやりたい。その空気を味わいたい。なんなら、師匠がやってる途中に入っていくくらい食い気味に行こうかな」と強心臓ぶりを見せた。

文珍は「先輩後輩や言うてもライバル。長い間やってるだけ。ホンマに才能があるという人は早いめにつぶさないと」とジョークを飛ばしながら、「この中から長嶋監督のようなスーパースターに出てきてほしい」と、3日に亡くなった巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんの名前をぽつり。

長嶋さんへの思いを聞かれると、「残念でした、に尽きますな。どこのファンであろうが、チームを超えてファンになるような功績を残されたミスター。この中からミスター落語が出てほしい」と願っていた。

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