
プロ野球の巨人の監督を2期15年にわたって務めた巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄(ながしま・しげお)さんが、3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で亡くなった。89歳だった。葬儀・告別式は近親者のみで行うという。
巨人の山口寿一オーナーはコメントを発表した。
「悲報に接し、言葉が見つかりません。子供のころ、ジャイアンツとは長嶋さんのチームでした。その思いは今も変わりません。『燃える男』の勝負強さと、太陽のような明るさ。高度成長の時代を体現したスーパースターであり、野球界を牽引した『ミスタープロ野球』でした。病に倒れられた後も野球への情熱は衰えることがなく、最後まで東京ドームに来て、監督、コーチ、選手を激励してくださいました。長嶋さんの志は、後輩たちが確実に受け継いでいきます。心よりご冥福をお祈りいたします」