俳優山口祥行（53）の主演映画「田村悠人」（辻裕之監督、6月6日公開）の完成披露舞台あいさつが26日、都内で行われた。
2013年（平25）から現在までシリーズ68作がリリースされているオリジナルビデオ「日本統一」のスピンオフ作品。山口演じる侠和会本部長の田村悠人が、敵にさらわれた盟友の侠和界若頭の氷室蓮司（本宮泰風＝53）を救い出すため、単身で敵のアジトに乗り込む。
次から次へと現れる敵と戦って倒し、殺していく山口は「相棒の氷室蓮司役の本宮泰風が来られなくすみません。それにしても、変わったやくざ映画ですよね。もはや、やくざ映画ではない、カルト映画だと思って見てください。撮影はプロデューサー陣が、3日撮影したら、1日休むようにしてくれました。3日戦ったら、1日休み。楽しく撮れました」と振り返った。
この日は出席予定がなかった本宮がサプライズで登場。「『鬼平犯科帳 暗剣白梅』。7月5日、時代劇チャンネルでスタート。よろしくお願いします。実は京都で『鬼平犯科帳』を撮影中なんですが『ぜひ行ってきてください』と言ってくれました。本当に京都にで撮影だったので、動画を送ろうと思っていましたんですが」と笑った。そして「これは山口祥行が命をかけて撮った映画です。よろしくお願いします」と頭を下げた。
山口は「この作品はスタッフ陣からキャストまで、すごい力を入れて撮った作品です。僕のわがままも聞いてもらった。主演だから言えたわがままで、好きな人間と撮れて映画の形になりました。リラックスして“狂った映画”だなと楽しんでもらえたら」と話した。
