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江戸川乱歩賞に「殺し屋の営業術」決定 作者は32歳元営業マン「人生何があるか分からない」


第71回江戸川乱歩賞を受賞した野宮有氏(32)は、「殺し屋の営業術」でその独創的なストーリーが評価され、同賞を受賞しました。物語は、すご腕の営業マンが殺し屋に殺される運命に直面した際、自らを雇うよう命がけの営業トークを行い、「2週間で2億円」のノルマに挑むというユーニークな設定です。審査委員を務めた貫井徳郎氏は、この作品のユニークさと発明的な設定を高く評価しました。野宮氏は、彼自身の営業経験が作品に活かされたと述べ、自身の過去を振り返りつつ、今後の創作活動に意欲を示しました。彼は、営業とミステリーが頭脳戦や心理戦を共通点として持つと考えています。

芸能社会ニュース

「第71回江戸川乱歩賞」受賞作発表会見が26日、都内で行われ、「殺し屋の営業術」で受賞に輝いた野宮有さん(のみや・ゆう=32)が喜びを語った。

ある夜、2人の殺し屋と遭遇して殺される運命となったすご腕営業マンが「私を雇いませんか」と命がけの営業トークを開始し、「2週間で2億円」のノルマに挑んでいく物語。選考委員として登壇した貫井徳郎さん(日本推理作家代表理事)は、「設定がユニークで、発明ともいえる」とし、最終候補作5編の中でも「頭ひとつ抜けている」と講評した。

野宮さんは、7年前からライトノベルや漫画原作のジャンルで活動するかたわら、会社員として営業も体験しており「その経験が生かされている。作家としてすぐに売れていたらこの作品は書けなかった。人生何があるか分からない」と笑顔で話した。

ミステリーと「営業」について「営業は、営業担当者、お客さま、競合他社の3者と頭脳戦、心理戦。ミステリーとの親和性が高い」。自身は営業職に向かず3カ月で異動になったというが、「一流の営業の方は、信じ込ませる力がものすごい。話術がおもしろく、リスペクトがあります」。今後について「受賞に満足することなく頑張っていこうと思います」と話した。

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