
タレント渡辺正行が26日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)にスペシャルキャスターとして出演。自民党が基礎年金の底上げを盛り込んだ立憲民主党の修正案を受け入れる方向で調整しているとのニュースに言及した。
番組では、年金に詳しいマネーコンサルタントで中大商学部客員講師の頼藤太希氏が、年金制度について解説した。
厚生年金の保険料は、雇用側と従業員側が半々に負担する労使折半の方法で支払われている。個人事務所所属の渡辺は、自身について「個人会社なもんだから、会社が半分払って、個人も半分払って、倍っていうか、まあ払ってるわけですよ。で、結構払ってるんですよ」と自身の年金事情を相談。カズレーザーの「言ったら、個人事務所は、一番払ってるんですよ」との受け止めに、頼藤氏も「そうですね」と語った。
渡辺は「それが戻って、戻して欲しい…なぁ…」と、終盤弱々しくなりながらも希望を伝えた。カズが「割合で言えば、損してる側の存在にはなりますよね」と、確認。頼藤氏は「損してる側になるかもしれないですね」と語った。
谷原章介が「じゃ、いっぱい納めてるからって、リーダー、いっぱい返してもらえないんですか」とさらに確認すると、頼藤氏は「個人で小さい会社で、会社も払って、自分も負担してるというと二重の負担にはなってしまう」と解説した。
これに、渡辺は両手を挙げて「えっ!? じゃ、俺は、損をするってこと?」と、思わず立ち上がりながら相談。頼藤氏から「まぁ、でも長生きすればたくさんもらえますから」と慰められたが、今度は座り込んで頭を抱えてしまった。
基礎年金の底上げの財源について、頼藤氏は、退職金への増税、高所得者への増税、働く高齢者への増税の可能性を上げていると番組は紹介。これにも渡辺は「全部増税じゃないですか!」とツッコミをいれた。
谷原が「そもそも(年金は)老後の生活みんな面倒見ましょうという制度じゃない。生活を補助しましょう、からスタートしてる。年金だけでなんで暮らせないの?というのはちょっとずれている」と語ったが、渡辺は「そりゃ株もやりましたよ。やったっていま、こんな状態で…」と悔しそうな表情。谷原から「やっぱ、トランプ関税で大損したんですか」と問われると、右手で涙を拭うような姿勢で「ひぃ~」と突っ伏してみせ、スタジオに笑いが広がった。