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「国が何をやりたいのか意味不明」経済学者・成田悠輔氏 令和の米騒動に農政の失敗指摘


経済学者の成田悠輔氏が、TBS系「サンデー・ジャポン」に生出演し、日本の米政策について「国が何をやりたいのか意味不明」と指摘しました。最近、米の価格が上昇している中、小泉進次郎農相が備蓄米の放出などで価格を抑える「令和版小泉劇場」を展開しています。成田氏は、日本が長年にわたり減反政策を行い、米の生産量を抑えて価格を上げようとしてきたことを批判し、この結果、国内生産量が減少し、消費量が増加している世界のトレンドに逆行していると述べました。また、政府の米への政策の全体像が見えないことが最大の問題であると指摘しています。

成田悠輔氏(2023年3月撮影)

経済学者の成田悠輔氏が25日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。日本の米に対する政治姿勢に「国が何をやりたいのか意味不明という気もするんです」とコメントした。

今月5~11日のスーパーの平均米価は5キロ4268円と、前週に比べて54円も上がり、最高値となった。一方、「コメは売るほどある」と失言して21日に事実上更迭された江藤拓前農相の後任に小泉進次郎農相が任命された。早速、備蓄米の放出と、5キロ2000円台を宣言し、「令和版小泉劇場」を開幕させた。

成田氏は日本の農政について、「長く減反政策という計画経済みたいなのをやって、米を作らないように、値段を上げるように誘導してきたのは国じゃないですか。その結果、世界のコメの消費量は3倍、4倍と伸びてきているのに、日本だけが生産量40%減みたいなことをやってきた。いざ、何か起きたらこういう事態になるのは分かっていたと思うのです。実際起きて庶民が騒ぎ始めてみたら、今度は米の値段を下げなくちゃいけないと、また計画経済みたいなことを言い始めて。どっかと無理やり契約して2000円台でみたいな、そんなに深い根拠のない値段を取りあえず出してくる。米について、国がどういう目標でどういう政策をやろうとしているのかという全体像が見えないのが一番の問題」と、指摘した。

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