
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が22日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビが設置した第三者委員会(竹内朗委員長)が同日、元タレントの中居正広氏(52)の代理人弁護士からの要求に回答したことについて、自身が中立の立場ではないとしてコメントを控えた。
橋下氏はこれまでに、中居氏の代理人弁護士以外の関係者に「助言というか、関与はしました」と明かしている。司会の宮根誠司から「橋下さんは関係者の方からお話を聞いた、みたいなことをおっしゃってますが」と話題を振られると、橋下氏は「この席に座っていて申し訳ないんですけども、中居さんや中居さんの代理人弁護士以外の、関係者から話を聞いたり、意見をしたりしたことがあります」とあらためて認めた上で、「ですから女性側の方を代弁するような弁護士がいらっしゃれば、議論はさせていただきたいんですけど、今日、若狭(勝)さんが中立的な立場でコメントをされるということですので、ちょっとすいません。公平性の観点から、コメントを控えたいと思います」と謝罪とともに説明した。
中居氏の代理人弁護士は今月12日、第三者委員会の報告書について「中立性、公平性を欠いていると言わざるを得ない」などと反論する文書を公開。さらに、中居氏も守秘義務解除を提案したものの、第三者委員会から「2人の密室で何が行われたかが直接の調査対象ではない」という回答があったとして、守秘義務の解除に応じなかったとの報告書の内容に反論していた。
一方、第三者委は今回の回答で、中居氏側が求めた関連資料の開示請求については「差し控える」とした。また報告書について「中居氏が守秘義務解除に応じないとして、両者の守秘義務解除要請に対する態度も事実認定の根拠にしています」となどと説明した。