
フジテレビのバラエティー番組「新しいカギ」(土曜午後8時)がドイツの国際映像祭「World Media Festivals(ワールド・メディア・フェスティバル2025)」でChildren & Youth: Omnia Open(子供と若者・オープン)部門で銀賞を受賞した。同賞のフジテレビ受賞は今回が初。
「ワールド・メディア・フェスティバル」は、ドイツの映画配給会社インターメディアが2000年に創設した国際映像コンクールで、テレビ番組をはじめ、広告やウェブなど、さまざまなジャンルで作品性の高さを競うヨーロッパ最大規模の映像コンペティション。2025年は、29カ国から764作品がエントリーされた。
「新しいカギ」は、霜降り明星、チョコレートプラネット、ハナコの“カギメンバー”が届ける、コントあり、企画ありの総合お笑いバラエティー番組。番組タイトルには、これからのお笑いやテレビのキーパーソンたち(カギを握る実力のあるお笑い芸人たち)という意味が込められており、癖のあるキャラクターたちが登場するコントや生徒や先生たちを巻き込んだ学校企画などで人気を博している。
今回出品された「学校かくれんぼ」企画は2022年11月12日に初放送され今年の5月3日放送までに28校の学校で開催し、これまでに9万5000を超える応募が寄せられるなど日本中に「かくれんぼ」ブームを巻き起こす大人気企画。万国共通の遊びである“かくれんぼ”をテレビ的に仕立てた企画性や出演者間のチーム力が評価され「Children & Youth: Omnia Open(子供と若者・オープン)部門」の銀賞を受賞した。『新しいカギ』は、今回が初の海外賞受賞となる。受賞したのは、昨年7月27日放送回。母校での開催となったせいやは、周囲になじめなかった高校時代の後悔を払拭(ふっしょく)したい思いと、「それでも大人になれば大丈夫」というメッセージを高校生たちへ伝えたいという特別な意志を持って「学校かくれんぼ」に臨んだ。