
南海キャンディーズの山里亮太が19日、日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に出演。中学生の頃に、自転車で走行中、急に停まった車のドアが開いて衝突し、血だらけになった体験を明かした。
番組では、埼玉県三郷市で小学生の列に車が衝突し、男児4人が重軽傷を負った事件で、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで中国籍の解体工・鄧洪鵬容疑者(42)が埼玉県警に逮捕された事件を取り上げた。県警によると、鄧容疑者は事件前に飲酒していたことが判明。自動車運転処罰法違反の容疑を「過失傷害アルコール等影響発覚免脱」に切り替えて送検する方針。
この事故に関連し、番組には交通事故に詳しい松井浩一郎弁護士が生出演。ひき逃げと呼ばれる道交法の「救護義務違反」について、解説した。
山里は「中学生の頃に自転車乗っていて、車が急に止まってドアを、ガッて開けて。そのドアに手をぶつけて、血だらけになったんですよ」と、中学時代に遭った事故を告白。そのとき、「ドライバーの人が『この扉見て』と言い『これ傷ついたから君に請求しようと思うけど、君もけがしているから、いいよ、じゃあ、お互い』と言って、すーっと車行っちゃったんですけど」と車が逃走したことを明かした。「ちゃんと(警察に)言ってれば?」と質問した。
松井弁護士は「それはちゃんと言うべきです」と回答。山里は「大人に言われて、すごい怖かった覚えがあります」と語った。松井弁護士は「子どもだと知識もないですし、大人に言い負かされちゃう。しっかりけがをさせてしまった側が対処しないといけない。前提として法律がそうなっているのでしっかり認識していただきたい」と語った。
車のドアを開けたことで、他の交通を妨害し、事故が発生した場合、ドアを開けた側の責任が問われる。2023年には、都内でタクシーが突然開けたドアにぶつかった自転車の男性が転倒し、後続のバスにはねられ死亡した事故で、タクシーとバスの運転手が自動車運転処罰法違反(過失運転致死)容疑で書類送検されている。
山里が中学時代に遭った事故の場合、詳しい状況は不明だが、車が急に停まってドアを開き、山里の自転車の通行を妨害した結果、山里の自転車が衝突。自動車の運転手は、山里に負傷させており、その後、救護せずに逃走している状況は、ひき逃げ事件に問われる可能性がある。