
女優の鈴木砂羽(52)が14日、都内で映画「ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~」(曽根剛監督、23日公開)完成披露上映会に登壇した。日本ファッション界に革命を起こし、デザイナーの草分け的存在でもあるコシノアヤコ氏の生涯を描く物語。
映画初主演の大地真央(69)がコシノアヤコを演じ、その娘で日本を代表するデザイナーのコシノヒロコを黒谷友香(49)、ジュンコを鈴木砂羽(52)、ミチコを水上京香(29)が演じた。
鈴木は、コシノジュンコ氏がデザインしたドレスを着用して登壇。冒頭のあいさつでは、恐縮のあまり「コココ…」と思わず口が回らなくなる瞬間も。「コシノジュンコ先生役は恐れ多い役でしたが、とても楽しく演じさせて頂きました」と言葉にした。
役どころについて「最初にこの話があったとき、ヒロコ先生、ジュンコ先生、ミチコ先生、この中だったらジュンコかなあと思ってました」と予測通りの配役になったという。撮影前に本人の元へあいさつに向かったと言うが「もう怖くて…あ、ごめんなさい」と本音をポロリ。「ジュンコ先生をやらせて頂きますと言ったら『うん、いいんじゃない?』って。ジュンコ先生は会えば会うほど無邪気でかわいくて、いろんなお話をしてくださった。この間もラジオに出演させて頂いて『私(鈴木)で良かった』とおっしゃってくださったのが、すごいうれしかったです」とかみしめた。
15歳から92歳までの77年間を一人で演じた主演の大地については「大地さんのあまりのかわいさに驚いてしまって…」とほれぼれしていた。
会場にはコシノヒロコ、コシノミチコも駆けつけ、会場から歓声と多数のフラッシュを浴びた。