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吉永小百合、人生初の耳にピアスの穴「役に没頭するために」低酸素トレで肉体改造も


女優の吉永小百合が映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」の完成報告会見で、映画に没頭するため人生初のピアスを開けたことを明かしました。吉永は、世界初の女性エベレスト登頂者である田部井淳子さんをモデルにした役を演じるため、特殊訓練もこなして役に挑みました。また、共演ののんは吉永の若い頃を演じるため、彼女を研究し尽くしたと話しました。この映画は、田部井淳子さんの登頂50周年に合わせて公開されます。吉永は「田部井さんが『よくやったね』と言っているような気がする」と語り、撮影の厳しさを振り返りました。

完成報告会見であいさつをする吉永小百合(撮影・増田悦実)

吉永小百合(80)が13日、都内で行われた主演映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」(阪本順治監督、10月31日公開)完成報告会見で、79歳だった昨年8月のクランクイン前に人生で初めて耳にピアスの穴を開けたと明かした。登山家の田部井淳子さんをモデルにした多部純子を演じることに「没頭するため」踏み切った。また共演陣も発表され、純子の青年期を吉永と二人一役で演じる、のん(31)は、撮影前に吉永を徹底研究したと告白した。

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12年「北のカナリアたち」以来13年ぶりに再タッグを組んだ阪本順治監督(66)が、会の終盤に突然、口走った。「(役は)架空の名前ですけど、田部井さんにアプローチするために準備中に1つ、されたのがピアスの穴。田部井淳子さんはピアスの穴を開けられている。吉永さんもクランクイン前に開けました」。

吉永も、着用したピアスが田部井さんのものだと明かした上で「この役は開けるしかないと思いましてやりました」と明かした。「時代劇の場合、いけないと思ったけれど、この年齢になってオファーはないかも知れない。役に没頭するために開けようと思った」と続けた。女性として初めて世界最高峰のエベレスト登頂に成功した田部井さんを元にした役を演じるため、専門施設での高所順応テスト、低酸素トレーニングで肉体改造を行うだけに役作りはとどまらなかった。

のんは「瞳の力にすごく魅了されているので、どうにか1%でも表現できないか」と田部井さんの研究に加え、二人一役で純子を演じる吉永も徹底研究し、身をささげた。過去作を見て、純子を演じる吉永の撮影現場も見学。さらに「目が疲れていると瞳のパワーが半減するので、スマホアプリのゲームをやめ画面を見ることを控えました」と明かし場内を笑わせた。「吉永さんの若い頃、青年期に見えなきゃならないんだ」という気合の表れだった。

吉永は「本当に、のんさんがかわいくて…自分の娘にこんな子がいたらなと思うくらい、すてき」と目を細めた。自身124本目の作品を、田部井さんのエベレスト登頂50周年に公開するにあたり「朝早く栃木県で撮影し、富士山に向かうこともあった過酷な撮影。田部井さんが『よくやったね』と言ってくださっているような気がしております」と口にした。満面の笑みは、エベレスト山頂に広がった青空のようだった。【村上幸将】

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