
俳優の渡邊圭祐(31)が13日、東京・IMM THEATERで、朗読劇「たもつん」(14~18日、同所)の公開ゲネプロに臨んだ。
第40回向田邦子賞、ギャラクシー賞などを受賞し、NHK連続テレビ小説「虎に翼」の脚本も務めた吉田恵里香氏が、もともとはラジオドラマとして描き下ろした“ちょいダメ男”たちの友情コメディー。渡邊は横浜市内で営業職をしているユーキチ役。ユーキチは高校の野球部時代のウザい先輩・ヤベ、空気が読めないおぼっちゃん・しゅうまいとともに、野球部の同期「たもつん」の結婚式で余興を行うことになる。
朗読劇ではあるが、広いセットの中を出演者たちは動き回る。渡邊は「こんなにも全身全霊で、脳みそをフルで働かせて走りきった稽古は初めてかもしれません。手に残ったのはめちゃくちゃ楽しい気持ちと汗でした」と充実感をにじませた。キャストは3チームに分かれて日替わり出演となっている。「それぞれの組の色が全く違う気がするので、普通に劇場で見たい。そんな朗読劇です。たもつんを取り巻く人間たちの、青臭くて甘酸っぱくもある、疾走感のあるやりとりを笑いに来てくれたらうれしいです」とコメントした。
しゅうまい役のWATWING八村倫太郎(25)、ヤベ先輩役の落合モトキ(34)と、全日程に出演するミナミン役の元日向坂46渡邉美穂(25)、ダーヤマ先輩役の今井隆文(39)も出席した。