
NHK大阪放送局は11日、俳優吉沢亮(31)が、女優高石あかり(22)がヒロイン松野トキを演じる25年度後期連続テレビ小説「ばけばけ」(今秋スタート)に出演すると発表した。
同ドラマは松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツをモデルに描く。
吉沢は19年前期連続テレビ小説「なつぞら」以来2回目の朝ドラ出演。松江中学で英語教師を務め、外国人教師として松江にやってきたトキの夫ヘブンを公私でサポートする英語教師、錦織友一を演じる。
「『英語教師なので、それなりに英語をしゃべります』とは言われていたのですが、台本をいただいたら思っていた2・5倍くらい英語だったので焦りつつ、現場の温かい空気感の中、楽しくお芝居をさせていただいています」と充実感をにじませながら、「時代の変革期、変わり続ける文化や常識を面白がれる者、受け入れられない者、受け入れる他ない者。翻弄(ほんろう)されながらも、おのおのの宝物を握りしめ大いに笑ったり、たまに泣いたりしちゃう人たちの物語です。ぜひお楽しみに」とアピールした。
ヒロインの高石も「吉沢さん演じる錦織は、きっとこの先、トキとヘブンの二人にとって言語や心をつなぐ懸け橋のような存在になるのだと思います」。
先日、トキと錦織の出会いの場面の撮影に臨み、「カットがかかるたびに笑いが起こり、本番中なのにどこからかスタッフさんの笑い声が…。そんな、はちゃめちゃで楽しい大好きなシーンとなりました。皆さんにお届けできる日が本当に楽しみです」と期待していた。