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三國連太郎さんの波瀾万丈人生、14歳で中国密航、偽装結婚も経験…息子佐藤浩市「思った以上に」


俳優の佐藤浩市がNHKの「ファミリーヒストリー」に出演し、父である三國連太郎の複雑な過去に迫った。三國は静岡の進学校に通うも中退し、14歳で密航により中国や朝鮮半島へ渡り、困難な生活を送ったという。戦時中は中国での収容所にて早期帰国のために偽装結婚を行う。その後、1946年に帰国し、翌年に娘が生まれるも、家を出て行く人生を送ることになった。佐藤は父の波瀾万丈の人生が役者としての大きな財産になっているとしつつ、自身に与える感動を振り返った。

三國連太郎さん(2009年撮影)

俳優佐藤浩市(64)が4月30日放送のNHK総合「ファミリーヒストリー」に出演。父で俳優の三國連太郎さんのルーツを迫った。

佐藤政雄さんこと三國さんは父の佐藤正さんと、母の小泉はんさんに育てられた。三國さんは静岡県下田の進学校にあたる中学に進んだ。正さんは教育熱心で厳しく、学校をサボりがちだった三國さんは父から叱責(しっせき)されてしまう。三國さんは中学を中退。14歳の頃、意を決し、下田港に停泊していた船で中国に密航。そこから朝鮮半島にわたり、ダンスホールのボーイや弁当売りをしながら、孤独な日々を過ごしたという。その後、帰国し沼津港にたどり着いて。

その後、三國さんは太平洋戦争で中国へ。現地で終戦を迎え、収容所に入れられた。そこで妻帯者は早く帰国できるという内規を知り、娘のいる家庭に相談をしたという。

過去のVTRで三國さんが登場し「なかなか帰れないし、困ってました。宮崎の人がいて。宮崎の家族はそこで収容されておりまして。そこの娘さんも一緒におりましてね。娘さんと結婚してると偽装して。偽装結婚で早く日本に帰れたんです」と当時を振り返った。

1946年(昭21)6月に帰国し、豊美さんとともに宮崎へ。翌年12月に娘深幸さんが生まれた。その後1年後に三國さんは家を出て行ったが、豊美さんは後世まで三國さんに文句の1つも言わなかったという。

VTRを見終えた佐藤は、波瀾万丈の三國さんに対し「彼の中で傷ついたあれが、役者をやるときにものすごい財産となっている」と語った。さらに「あんまり僕自身としては何を見ても波立たないだろうなと思うけど、思った以上にきますね」としみじみと語った。

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