
元プロレスラーで「格闘王」と呼ばれる前田日明氏(66)が2日に配信されたABEMA「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演。ネット上で有名な、“ぬるい試合をした弟子をフルボッコにした事件”について言及した。
ネット上では何年も前から、前田氏が創設した格闘技団体リングスの試合後、「ぬるい」試合をしたある弟子がマスコミのインタビューを足を組んで受けていたところ、前田氏がその現場に駆け付け、メディアの前でいきなり「なにぃコラお前!ふざけろよ、このボケ!」などと激怒しつつ凄まじい“鉄拳制裁”などを加える、衝撃的な「フルボッコ動画」が出回っている。ネット界では有名な動画で、90年代半ばのものとされている。
番組ではこの件を、前田氏の「リングスでのやり過ぎ事件」の1つとして「ぬるい試合をした弟子をフルボッコ事件」として紹介した。
前田氏はこの“フルボッコ”事件について聞かれると「でもね、こんなのはマシなほうでね、自分らが新日本プロレスで前座のころは、ぬるい試合すると、(アントニオ)猪木さんか山本小鉄さんが、ラワンでできたプッシュアップ(腕立て伏せ)用の棒を持ってきて、リング上で(試合をした)2人ともボコボコですよね。それ終わった後、大会終わるまで、ずっとスクワット(をさせられた)」などと述べた。
進行サポート役のタレント勝俣州和が「で、どんな気持ちですか?」とふると、前田氏は「ちゃんと新日本イズムをちゃんとそのままやったなと…」と当初、思わず本音を言った。ただ、番組の定番のセリフを言い忘れたことに気づき「あっ…」とつぶやいた後、「やり過ぎてないと思っていましたが、やり過ぎていました。反省してます」と言い直して頭を下げ、笑わせた。