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英ヘンリー王子、国王の父は「話してくれない」 警護めぐる訴訟敗訴で「打ちのめされた」


英国のヘンリー王子は、父チャールズ国王との和解を切望していると表明しました。彼は英BBCのインタビューで、チャールズ国王が自身と口を聞かず、警護をめぐる訴訟の問題から5年以上に渡り確執が続いていることを明らかにしました。ヘンリー王子は、英国滞在中の警護体制をめぐる訴訟で敗訴し、家族と共に英国に戻ることが難しいと述べました。彼は、父親の健康状態を心配し、「これ以上争いたくない」と和解を求めています。国王との間での和解を望むも、王室内には自分を許さない人もいることを認め、その原因の一つは自伝「スペア」の執筆によるものであると述べました。国王側は、この問題に対し苛立ちを示し、警護費用の負担について不満を抱いています。

ヘンリー王子(ロイター)

英国のヘンリー王子(40)が2日、英BBCとのインタビューで英王室のチャールズ国王が自身と口をきいてくれないと話し、「父があとどれくらい余命があるのか分からない」と述べて和解を求めた。

家族と暮らす米カリフォルニア州でインタビューに応じたヘンリー王子は、英国滞在中の警護体制をめぐる訴訟で敗訴したことを受け、「打ちのめされた」ともコメント。安全上の理由で妻メーガン妃(43)と幼い2人の子どもたちを連れて英国に戻ることができないと訴える場面もあった。

昨年2月にがんと診断されたことを公表し、現在も治療を続けているチャールズ国王との確執について、「警護を巡る問題で、父は私と話しをしてくれない」とコメント。

「父は、あとどれくらい生きられるか分からないのでこれ以上争いたくない」「家族との和解を心から望んでいる。これ以上争いを続ける意味はない。命は尊い」と話し、2020年に王室を離脱してから続く家族との5年に渡る争いに終止符を打つことを望んでいることを明かした。

「家族との間には多くの相違があったものの、唯一残っているのは警護を巡る争いだけ」だと話し、それが常に争点となっていたことも認めた。

一方で、「家族の中には自分を決して許さない人もいる」と付け加え、回顧録「スペア」を執筆したことが原因であると示唆。「もし、和解を望まないなら、それは完全に彼らの自由だ」と、兄のウィリアム皇太子夫妻を念頭に置いた発言もあった。

ヘンリー王子は国王ががんを公表した直後に緊急帰国して面会して以降、1度も国王と顔を合わせていない。今年4月に治療の副作用で一時入院した際にも、王子はそのことを報道で知ったと伝えられている。

王子は、公務から退いたことで警護レベルが引き下げられたことを不服として英国内務省を提訴。しかし、英国の高等法院は昨年、政府の決断は合法と判断し、王子が上訴していた。この件について言及した王子は、「英国が恋しい。子どもたちに故郷を見せてあげられず、本当に悲しい」と本音を語る場面もあった。

ヘンリー王子の衝撃的なインタビューを受け、国王は「話をしてくれない」と公言したことに苛立ちを隠せないと伝えられている。英サン紙は、関係者の話として国王は王子が納税者に警護費用の負担を強いていることに不満と憤りを抱いているという。

バッキンガム宮殿は、「これらの問題はすべて裁判所で繰り返し綿密に審議され、そのたびに同じ結論が出されてきた」と声明を発表している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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