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「火宅の人」主人公モデル、俳優入江杏子さん死去97歳 99年著書で檀一雄さんとの関係つづる


俳優の入江杏子さんが4月24日に97歳で老衰のため東京都内で亡くなりました。入江さんは福岡県で生まれ、劇団民藝で活躍しました。彼女は檀一雄の小説『火宅の人』のモデルともされ、1999年には檀さんとの関係を綴った『檀一雄の光と影『恵子』からの発信』を出版しました。入江さんの最終舞台は2011年の『思案橋』でした。葬儀は4月29日に東京都渋谷区で行われました。劇団民藝は彼女の劇団での貢献を強調し、彼女の死を惜しんでいます。

作家・檀一雄さんの75年の小説「火宅の人」の主人公恵子のモデルとされている、俳優の入江杏子(いりえ・きょうこ、本名=入江久惠)さんが4月24日午前9時15分、老衰のため東京都内で亡くなった。97歳だった。所属の劇団民藝が2日、発表した。葬儀・告別式は同29日に東京都渋谷区の代々幡斎場にて執り行われ、喪主は弟の入江海人さんが務めた。現在のところ、お別れの会等の予定はないという。

入江さんは、1927年(昭2)7月14日、福岡県生まれ。福岡高等女学校を卒業し、51年に劇団民藝附属演劇研究所へ入所。民藝初舞台は52年の久保栄作・演出「五稜郭血書」群衆で、56年に劇団員となった。

そして、檀さんが76年1月に63歳で亡くなって23年後の99年9月に著書「檀一雄の光と影『恵子』からの発信」を刊行し、檀さんとの出会いから別れなど、関係をつづった。

最後の舞台は、11年の藤沢周平原作・吉永仁郎脚本の「思案橋」おつねだった。

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