
政治ジャーナリストの田崎史郎氏は24日、フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。自民党内からも消費税減税論が浮上している中で、石破茂首相がどう判断するか問われ「踏み切れないと思っています」と語った。
番組では消費税減税論をめぐり、議論を展開。田崎氏は「石破さんはね、本音は下げたいんですよ。でも、今、政治状況から言って下げられない」と指摘。その背景として「石破さんのよって立つ基盤は森山幹事長であり、林官房長官でしょ。この2人が支えている『森林』内閣。その支えてくれている2人が反対している。森山さんも林さんも税調の強力なメンバー。自民党税調は堅いですから、やりたくてもできないことは分かっている。それを突破する力もない」と解説した。
また、田崎氏は「消費税、今まで出てきた論議で出てきてないのは、法律を成立させるために数週間はかかりますよね。決まったとして、じゃあ、それを実施に移すまでシステムを変えたりしなきゃいけない。スーパーのレジまで。それ一体どれくらいお金かかるのって。期間も政界では4カ月くらいかかると言われているんですね」と解説。「即時的な効果は、給付金の方が大きいんですよ。すぐできるという意味では」とも語った。