
寺尾聰(77)が23日、都内で行われた映画「父と僕の終わらない歌」(小泉徳宏監替)完成披露試写会に登壇した。
松坂桃李とのダブル主演でアルツハイマー型認知症を患った父と息子役を熱演。妻役の松坂慶子含め、待望の共演だったといい「もう歳ですし疲れも多くなるので誰とでも仕事したいと思うわけではなくて。彼とだったら前向きに考えようかなあと。刺さるものがある俳優さんです。最高の仲間とできたのがうれしく思います」と語った。
2人でのデュエットシーンもあり、隣で思いを聞いた松坂は「もったいないお言葉ですよ。僕も何より寺尾さんとご一緒できるのであればということでお受けして。まだその時はご出演が決まっていなかったので、どうか出てくださいという思いを込めながらずっと待っていました」と明かした。これまでも共演経験はあったが時間は限られており「いつかはちゃんとご一緒したい、共演したいという思いがありまして。親子役で実現できたことがうれしかったですし、何より夢のような時間でした」と振り返った。
松坂は作品については「この作品をどう受け取るかはみなさん次第だと思っていますし、ぜひ周囲に感想を届けていただけたら」と呼びかけた。
松坂慶子、佐藤栞里、副島淳、三宅裕司、石倉三郎、齋藤飛鳥も登壇した。