
ミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」(5月10日から、東京建物 Brillia HALLなど)制作発表会見が28日、都内で行われ、城田優(39)らが出席した。
帝国劇場でも上演され、06年の初演から20年近くたった今でも熱狂的な支持を集める人気作。過去5度の再演を重ね、6年ぶりに再演する。
クロック伯爵役は、初演から同役を演じてきた山口祐一郎(68)と城田による初のダブルキャストを敷く。城田は「何度も帝劇の客席からこの作品を見ていて、いつか伯爵を演じられたらと思っていました」と喜びをかみしめた。
自身が思うオンリーワンな個性は「体の大きさ」とユーモアを交えて回答。「山口さんが見上げるほど大きいので。唯一の取りえと言いますか、存在感とさせてください」と190センチの長身をアピール。舞台映えする華やかなスタイルと数々の実績を持ち合わせていることもあり、山口は「サイズは大谷さんと一緒なので、ミュージカル界の大谷さんだと思う」と猛プッシュ。大ベテランからの賛辞に城田は恐縮しつつも乗り気。「変な見出しになって後でたたかれるかも知れないけど…ミュージカル界の大谷翔平です」とおどけた。
親子ほど年の離れた2人だが、山口も城田を「一心同体」と信頼を置く。「これだけの才能を持っていて、それを小さい宝箱の中に大事にしまっておくというようなスタンスでいる。それだけのもの(才能)を持っているのにそれに気付いていないように見える、そのたたずまいがとてもチャーミング」とも語った。
クロック伯爵にひかれるヒロイン・サラ役は乃木坂46中村麗乃(23)とフランク莉奈(31)がダブルキャストで演じる。城田とフランクは共演経験もあり、よく知る間柄だが、課題は中村との距離感。「なかなか目を合わせてくれなくて…。城田のことを『怖い』と言っていたみたいで(笑い)仲良くなることから役作りを始めようと思います」と宣言。お菓子好きな共通点を把握しており「餌づけしようと思って。仲良くしないとデュエットで目が合わないので…」とほほを緩めた。