女優キムラ緑子（63）が、ブギの女王で知られる笠置シヅ子さんを描いた舞台「わが歌ブギウギ－笠置シヅ子物語－」（26年1月2～20日、東京・三越劇場ほか）に主演することが27日、分かった。
笠置さんと親交があった脚本家小野田勇さんによる作品で、1987年（昭62）にNHK銀河テレビ小説でドラマ化され、93年に音楽劇として初めて舞台化された。その後も再演を重ねてきた。「東京ブギウギ」「ラッパと娘」「買い物ブギー」などの名曲をとともに、笠置さんの人生を描いていく。
キムラは「出演の話を聞いた時、電気がついた時みたいに周りがパッと明るくなりました。実は若いころから、いつか笠置シヅ子さんの人生を舞台で演じてみたいと思っていたので、まさか！ とすごくうれしくて大興奮してしまいました。戦後の日本をエネルギッシュに引っ張って元気づけた人。そんな方の人生を演じられるのは光栄です」とのコメントを寄せた。
ミュージカルやライブ経験も豊富で「歌うことも大好きなので、舞台で演じることと歌うことを一緒にできるのはとても幸せです。カキーンって、打ったボールが青空にバーッと飛んでいくようにエネルギーに満ち満ちた舞台を作っていきたい気持ちでいっぱいです」と大喜びしている。
齋藤雅文さんが補綴（ほてつ）と演出を手がける。1月24日～2月1日は京都・南座で上演する。
