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野口健氏、メガソーラー建設に「この問題は国が重たい腰を上げない限り解決しない」自然破壊嘆く


アルピニストの野口健氏は、メガソーラー建設による森林伐採などの環境問題に対する懸念をX(旧ツイッター)で表明しました。野口氏は、ドイツとは異なり日本ではメガソーラー設置に伴う規制が不十分であると指摘。特に、森林伐採や倒産時の太陽光パネル放置のリスクについて言及しました。また、巨大な森林伐採が土砂災害につながる可能性や、外資の参入によるリスクも強調。地方自治体が悲鳴を上げる中、国の積極的な対応が求められると述べています。

野口健氏(2024年11月撮影)

アルピニストの野口健氏(51)が18日、X(旧ツイッター)を更新。メガソーラー(大規模太陽光発電所)をめぐる問題に私見を述べた。

野口氏はこれまで、森林伐採による環境問題だけでなく廃棄物や火災などの問題も懸念されているメガソーラーの建設に反対してきた。

青森県でのメガソーラーの建設予定地の空撮写真を引用。森林伐採がかなり進んでいた。野口氏は「これも酷いな…。僕のところにも様々な地域から悲痛な事が届いています。地元の方々に現場を案内してもらったことも」と書き出した。

そして「以前、シンポジウムで専門家の方から聞いた話し。ドイツは太陽光発電所が多いのだそうだ。しかし、日本との決定的な違いはルールが厳格なのだと」と前置きし「まず森林を伐採したり、地形を変えてはならない。仮に森林伐採を行えばその何倍(確か6倍だったか)もの森づくりを行わなければならない」とした。

「また、その企業が倒産し太陽光パネルやバッテリーが放置されないようにと、地元行政が片付けにかかる料金を設置前に預かるルールがあると専門家の方から聞いて驚きました。メガソーラーを設置する為にはいくつものハードルが設けられているのだと」と記述。その上で「日本はメガソーラーに外資も参入していると聞きますが、ある日、突然、会社をたたみとんずらされたら大量の太陽パネルなどが放置される事になります。また、大規模な森林伐採は土砂災害を招く。平地ならまだしも、山岳地帯を切り開き地形を変えてまでメガソーラーは果たして本当に必要なのでしょうか」と投げかけた。

さらに「エコでもなんでもないでしょうに。何人もの政治家にも相談しましたが… 皆さん、理解をしつつも、声を上げようとしない。その間にこのような悲惨な光景が全国各地に広がっていく。地方自治体も悲鳴をあげています。この問題は国が重たい腰を上げない限り解決しない」と記述。最後に「『政治と金の問題』も結構ですが、本来なら最も重要案件が山ほどあるはず。メディアの責任もあるでしょう。それにしても、この光景は森だけではなく人間の心も抉られるな…」と締めくくった。

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