
愛猫との日常を映したフォロワー215万人超の人気YouTubeチャンネル「もちまる日記」が12日までに更新され、腎臓病が悪化していることが判明したペットインフルエンサーのスコティッシュフォールド「もちまる」のこれまでの検査や治療などでかかった費用が公開された。
もちまるの腎臓病悪化にともない、同チャンネルは2月24日から3月1日まで、19年12月のチャンネル開設以降初めて一時休止していた。飼い主で投稿者の「下僕」さんはその後の動画で、手術を検討していることを明かした上で「現状、結石が詰まっておらず腫れていないので、幅1mm程度の尿管を切る手術は難しいとのことです 詰まって尿管が拡張したら腎不全になる前に一刻も早く手術するという流れになります」と説明していた。
今回「もち様の腎臓病治療の請求書が届いたので開けてみたらとんでもない金額でした…」と題した動画をアップ。「一連の検査や治療でかかった費用が思ってた以上に高額でびっくりしたため参考までに皆さんにも共有したいと思います」とし、通常の健康診断や検査費に加え、高度な医療施設での精密検査費やセカンドオピニオンの病院を訪問した交通費などもあわせて「30万250円」かかったと明かした。
これらの額について「決して異常な額ではなく、猫の治療費としては一般的な項目だと思います」とし、「慢性腎臓病、腎結石、尿管結石、肥大型心筋症など、どれも猫の罹患(りかん)率が高い一般的な疾患なので、もし将来、皆さんの猫たちがかかってしまったときに参考になればと思い公開することにしました」と公開した理由を説明した。
4月からは経過観察のため2週間に1回通院するといい、もし手術を受けることになった場合は、結石手術が日本一と評判の外科医に依頼することを検討しているという。入院は最低10日間におよぶといい、手術費用や入院費、宿泊費などを含めた概算は「129万5000円」と想定。「正直、とっても高いですね…」と率直な思いを明かしつつ「別に下僕が何か特別な治療を選んでいるわけではなく、ごく一般的な検査や手術だと思います。もち様の疾患自体も猫の罹患率が非常に高く、どの猫もかかる可能性があるもの」だとし、これから猫を飼うことを考えている人に向け、将来に備えた心構えをうながした。
同チャンネルは「もちまる」と「下僕」さんの日常がサイレント形式で日々投稿される内容で「もちまる」の整ったビジュアルや甘えん坊でちゃめっ気のある性格、行動などで大人気となった。「もちまる」は21年にはYouTube再生回数6億回のペットインフルエンサーとして、ギネス世界記録にも認定された。23年に弟の「はなまる」が誕生。グッズや書籍、写真集なども発売されている。