
俳優遠藤憲一(63)が、ガチで料理に挑むBS朝日の“自炊ドキュメンタリー”「きっちりおじさんのてんやわんやクッキング」が、レギュラー番組(月曜午後10時30分)に昇格し、4月21日から放送されることが11日、分かった。
同番組は料理初心者の遠藤がレシピ本を参考に、食材や食器などを買うところから密着。24年6月の初回が好評となり、同12月に2週連続で放送。ついに、レギュラー化となった。
このほど行われた収録で取材に応じた遠藤は、当面1年の放送について「プレッシャーの方がでかい。40本ぐらい撮るからね」と苦笑い。「対応できる料理なのかも分からないんで…」と笑うと「料理本を読みながらやるのがルールになっていて、それも早い時期には渡してくれない」とボヤいた。「来てすぐ見ようとすると『いや、まだです』って。なんか、自然とそんなルールできちゃって」と笑った。
だが過去3回、難易度が高いとされる土鍋で炊くご飯はすべて成功。初回に登場した喫茶店の女性から伝授された技をメモしており「完全にその人流のやり方なんだけど、これが『絶対失敗しない』」と、自らも出演した人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の、大門の決めぜりふばりに話した。
過去の失敗はハンバーグの1回のみ。「パン丸出しのハンバーグになってしまって」と振り返り「食べてみたら肉とただのパンで、結構ショックだった。ああいうことがないように頑張りたい」と前向きだ。
1年後の目標には「具材だけ並べられて、さあ作ってくださいとか。鉄人みたいに…」と話したが、すぐさま「冗談、冗談」。実際は「コース料理はやってみたいです。和洋中バラバラに混ぜて、少しずつ出せるようなコース料理で、その時は誰かゲストも呼んで食べさせてみたい」と目を輝かせた。
その直後には「毎回、復習とか予習はやっちゃダメってなっているので、上達がこの場限りなんですよね」と不安も口にしたが「与えられた条件の中で精いっぱいやっていきたい」。
料理初心者だが、料理中にしっかり片付けも行う“きっちりおじさん”。「一応、自分の中でおいしいというところには、たどりつけるようにしていこうとは思っています」とアピール。「(自らの姿を見て)俺もちょっと作ってみようかな、って気になってくれたらうれしいですね」とほほ笑んだ。