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佐久間宣行氏が語る芸人論「芸人が売れすぎたから求められるものが…」「テレビ界はもっと…」


元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏はテレビ朝日の番組に出演し、お笑い芸人が現在のメディアを支配し過ぎていると述べた。彼は「テレビ界は、もっと多様な人々が活躍する場であって欲しい」と強調し、かつての猥雑な出会いの場としてのメディアを懐かしんだ。佐久間氏は、芸人がメインストリームとなり、カウンターカルチャーでないことに対する驚きを示し、テレビやラジオがかつてとは違う商業的な側面を持つようになったことについても反省を述べた。この考え方は彼の番組制作にも影響を与え、「オールナイトニッポン0(ZERO)」などの番組に工夫と変化が求められていることを示唆する。

佐久間宣行氏(2022年1月撮影)

元テレビ東京でテレビプロデューサーの佐久間宣行氏(49)が9日、テレビ朝日系バラエティー番組「ひっかかりニーチェ 1時間SP」(日曜午後10時15分)にゲスト出演。お笑い芸人が天下取りすぎと主張した。

「ちょっと芸人が天下取りすぎてて、俺はテレビ界はもっとワケ分かんない人が出る場所であってほしいっていう気持ちがある」と切り出した。佐久間氏は現在、ニッポン放送で「オールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティーを務めている。「オールナイトニッポンは元々、鴻上尚史とか、ワケ分かんない人がたくさんやってた。いろんな人が。そこで猥雑(わいざつ)な出会いがあった」と主張。そして「全曜日、芸人だったら、笑いの出会いしかない。俺はそんなラジオが嫌なんだ」と主張した。

そして「お笑い芸人が面白くなったからしょうがないんだけど、昨今起きていることもすべて、芸人が売れすぎたから、求められるものが…ニュースもやったんだったらスキャンダルはダメだろう、とか。CMやってんだったら不倫ダメだろう、とか。ってなっていったと思うんだよね」と語った。

さらに「俺がつくってる番組はメジャーじゃないし、カウンターカルチャーのつもりでつくっている。テレビ東京だし」とした上で「お笑い自体がメインストリームになりすぎて、カウンターカルチャーでもなくなってきた。これは予想外」と続けた。

同番組は毎週水曜午前1時56分から始まる関東ローカルの深夜バラエティー。MCは永野、令和ロマン高比良くるまが担当。くるまはオンラインカジノによる賭博で活動自粛により欠席中。進行は同局の三谷紬アナウンサー。今回のゲストは佐久間宣行氏とダウ90000の蓮見翔。

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