
7人組男性グループ「IMP.」が9日、都内で、初主演する舞台「IMPACT」(5月1日初日)制作発表会見に出席した。同作の構成・演出は所属事務所TOBEの滝沢秀明代表取締役(42)が担当する。
滝沢氏の演出は22年以来3年ぶり。この日、日刊スポーツなどの取材に応じ、「正直忘れていました。久々すぎて。ちょっとにぶっていた」とした。それでも「やればやるほど欲も出てきて、これから大人の皆さんを苦しめていくかもしれない」と笑った。
IMP.に初座長公演を任せた理由を「いろいろ経験してきているので、今の彼らならできると自信を持ってお届けできる」と胸を張った。その魅力には「エネルギー」を挙げた。「いろいろ経験すると守りに入ったり、制限が出てきてしまうけど、彼らはまだまだこれから。怖いもの知らずで作品とぶつかりあえる段階」とし、「そういったところで人の心を動かすことができると思う」とした。
現在、IMP.はツアー中で多忙だが「妥協はしないで、開幕までは僕が引っ張っていく」としつつ、「初日までは僕が主導権を持つと思うけど、幕が開いたら彼らに任せる」と話した。そんなIMP.は元々「滝沢歌舞伎」のバックダンサーとして集まった7人だ。「何も見えなかったけど、タレントは放っておいても光らない。愛情を持って磨くことで光る」とし、「ここからは自分たちで自分を磨く時期。千秋楽を迎えてどれだけ輝けるか楽しみです」と愛情たっぷりに話した。
また、同作について「せっかく始めるのであれば、続けていける作品にしたい」という。「場所はこだわっていないので、やれる場所があって、エンターテインメントを世界に広げる方が興味がある。大きな的を見ていきたい」と話すと、「海外も含め目指したい」と世界を見据えている。
新作舞台はショーと芝居の2部構成を予定。芝居パートでは滝沢氏自身がかつて「滝沢歌舞伎」で演じた「平将門」の上演が決まっているという。また、7月7日の配信デビューが決まっているCLASS SEVENから大東立樹(20)高田憐(16)近藤大海(18)横田大雅(15)中澤漣(15)が出演。さらに、エンディング曲は作詞北山宏光(39)作曲滝沢氏となることも発表された。
◆舞台「IMPACT」公演日程▼5月1~25日、名古屋・御園座▼5月30日~6月1日、金沢・本多の森 北電ホール▼6月6~8日、広島・広島文化学園HBGホール