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桐山照史&柄本時生の異色舞台「ロミオとジュリエット」5年ぶり再演 全編関西弁でオールメール


桐山照史と柄本時生が主演する舞台「泣くロミオと怒るジュリエット2025」が再び上演される。この舞台は、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を関西弁で再解釈した異色作で、全キャストが男性。戦後の港町を舞台に、差別や格差といったテーマを織り込みつつ、人々の純愛を描く。脚本は『愛を乞うひと』で日本アカデミー最優秀脚本賞を受賞した鄭義信が手掛ける。初演は2020年に新型コロナの影響で中止されたが、今回再演されることとなった。桐山は吃音症のロミオを演じ、柄本は強気なジュリエットを演じる。 再演に際し、桐山はプレッシャーを超えて作品を届けたいという強い意向を示し、柄本もジュリエットを熟成させた姿を届けたいと語っている。

「泣くロミオと怒るジュリエット2025」でジュリエットを演じる柄本時生(左)とロミオを演じる桐山照史

WEST.桐山照史(35)が舞台「泣くロミオと怒(いか)るジュリエット2025」(7月6日から、東京・THEATER MILANO-Zaなど)で主演を務めることが7日、分かった。20年の上演時は新型コロナウイルスの影響で、途中で公演中止となった同作の“再演”となる。

シェークスピアの名作「ロミオとジュリエット」を大胆に翻案。舞台を関西の戦後の港町、せりふは全編関西弁でオールメール(全員男性キャスト)という異色作。差別・格差などの普遍的なテーマを織り込みながら、戦後の混乱期を生きる人々の純愛を描く。映画「愛を乞うひと」で第22回日本アカデミー最優秀脚本賞を受賞した鄭義信氏(67)が演出を手がける。

20年の初演に続き、桐山が吃音(きつおん)症に悩む奥手で泣き虫のロミオ、柄本時生(35)がダメ男に貢ぐ癖があり気が強いジュリエットを演じる。

桐山は再演について、初演が好評だっただけにプレッシャーもあったという。「あの時から待ち続けてくださるお客さまはもちろん、新たにご来場下さるお客さまにも絶対にこの作品を届けたいという使命感が不安を越えました」と決意表明。

柄本は「ロミオとして、僕のジュリエットを受け止め愛してくれた桐クンとの出会いはサイコーにうれしい出来事。今回もお話をいただいてすぐ、お互いの気持ちを確かめ合いました(笑い)」と明かした。「5年を経て増したオバ味を武器に、熟成したジュリエットをお届けしたいと思います!」と予告している。

高橋努、八嶋智人、朴勝哲も続投出演。新キャストで、渡辺いっけい、浅香航大、泉澤祐希、和田正人、市川しんぺーが出演する。

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