
WEST.桐山照史(35)が舞台「泣くロミオと怒(いか)るジュリエット2025」(7月6日から、東京・THEATER MILANO-Zaなど)で主演を務めることが7日、分かった。20年の上演時は新型コロナウイルスの影響で、途中で公演中止となった同作の“再演”となる。
シェークスピアの名作「ロミオとジュリエット」を大胆に翻案。舞台を関西の戦後の港町、せりふは全編関西弁でオールメール(全員男性キャスト)という異色作。差別・格差などの普遍的なテーマを織り込みながら、戦後の混乱期を生きる人々の純愛を描く。映画「愛を乞うひと」で第22回日本アカデミー最優秀脚本賞を受賞した鄭義信氏(67)が演出を手がける。
20年の初演に続き、桐山が吃音(きつおん)症に悩む奥手で泣き虫のロミオ、柄本時生(35)がダメ男に貢ぐ癖があり気が強いジュリエットを演じる。
桐山は再演について、初演が好評だっただけにプレッシャーもあったという。「あの時から待ち続けてくださるお客さまはもちろん、新たにご来場下さるお客さまにも絶対にこの作品を届けたいという使命感が不安を越えました」と決意表明。
柄本は「ロミオとして、僕のジュリエットを受け止め愛してくれた桐クンとの出会いはサイコーにうれしい出来事。今回もお話をいただいてすぐ、お互いの気持ちを確かめ合いました(笑い)」と明かした。「5年を経て増したオバ味を武器に、熟成したジュリエットをお届けしたいと思います!」と予告している。
高橋努、八嶋智人、朴勝哲も続投出演。新キャストで、渡辺いっけい、浅香航大、泉澤祐希、和田正人、市川しんぺーが出演する。