
女優入山法子(39)が6日、東京・渋谷のNHKで、NHKスペシャル「創られた“真実” ディープフェイクの時代」(18日午後10時)出演者会見に出席した。2月28日に所属していた芸能事務所「インセント」を退所後、初の公の場となった。
世界中で発生しているディープフェイクが関連した事件とその背景を取材し、日本で起こりうる事態をドラマ化した作品。青木はAIで生成されたディープフェイク動画の被害に遭い、突然命を絶った真奈美を演じる。
真奈美はその後、生成AIによって再現され、入山はAIも演じた。「AI側を演じるということで、『AIに感情はあるんだろうか…』みたいなところから手探りで現場に入った」と明かした。
AIの側に立ちながら撮影に臨み「AIって自分を作ってってくれた人を助けたい、頼られたい、いやしたい、みたいなところから来ているのかな? と思いながら向き合った。でも実像とのコミュニケーションとはまた違うので、難しいなと思いながらの撮影だった」と振り返った。
さらに「AIは機械だけど、100%正解であることはない。そういう感覚は人として持ち続けてていたい。対面での生活や時間に対して感情を動かしていきたいと思っていて、全部を否定はしないけど、AIは白でも黒でもあるということをわかったうえでいい付き合い方ができたらいいな」と語った。