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テレビ朝日の大下容子アナウンサーは3日、MCを務める同局系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演し、かつて番組で共演し、1日に80歳で亡くなったキャスターみのもんた(本名・御法川法男=みのりかわ・のりお)さんの思い出を語った。
番組では、かつて午前と午後に生放送の情報番組の司会を担当し、1週間に16本のレギュラー番組を抱え「日本一忙しい司会者」と呼ばれていたみのさんの業績を振り返り、その忙しさの中でも夜の会食を楽しんでいたことなどを伝えた。
大下アナは、2008年元日に同局系で放送された「おめでとう日本の歌謡曲」という番組でみのさんとともに司会を務めたといい、当時の映像も放送された。
大下アナは「(共演したのは)ちょうど朝の帯番組と昼の帯番組を持って、いちばんお忙しいころだったんですが、疲れた顔なんてみじんも見せることはなかった」と振り返った。「長い収録だったんですけど、その後、スタッフとみんなで食事に連れてっていただいたことがある。その時の収録の、私のちょっとしたコメントのことも『あの受け答えはよかったよ』と(言ってくれた)。さりげなくやっていらっしゃるようで、実に繊細に、番組はどうやったら良くなるか、盛り上がるかを考えていらした」と述べた。
お酒が好きだったみのさんのエピソードも紹介。「金魚鉢のようなブランデーグラスに、クラッシュアイスを入れて、ブランデーをなみなみとついで。あ、これがうわさの…と思って。それをおいしそうに飲み干しておられた」と、笑顔で語った。
また、食事をした時のみのさんのエピソードにも言及。「和室の広いところだったんですけれど、あおむけになって、手足を上に向けて子どもみたいに(振りながら)『あともうちょっとで仕事納めなんだ。頑張る、オレ!』みたいな感じで…。少年のようなというか、それでみんながわーっと盛り上がって…。楽しみながら仕事もしっかりという。あ、さすが、みのさんだな」と感じたことも振り返った。
大下アナは「本当に楽しい、そして尊敬できるしゃべり手でいらっしゃると思う」と述べた上で「天国で奥さまがきっと、笑顔でハグして迎えてくださっているんじゃないかなと思う。本当に楽しませてくださって、ありがとうございました」と悼んだ。