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「第97回アカデミー賞」の発表及び、授賞式が2日(日本時間3日)、米ハリウッドでスタートした。
長編ドキュメンタリー映画賞部門には、ジャーナリスト伊藤詩織さんが自らの性被害をテーマに監督した「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」が選出。製作会社によると、日本人監督の作品が同部門にノミネートされるのは初めてだといい、注目されている。
同作は、元TBS記者から受けた性暴力を告発していく過程を記録した。伊藤さんの元代理人弁護士らが防犯カメラ映像の使用方法をめぐって問題視していることなどから、国内での公開は決まっていない。
日本関連作品では、短編ドキュメンタリー賞に山崎エマ監督の「インストゥルメンツ・オブ・ア・ビーティング・ハート」が、短編アニメーション賞に西尾大介監督の「あめだま」がノミネートされている。
米映画界最大の祭典で最も注目を集める作品賞については、ショーン・ベイカー監督の「ANORA アノーラ」、ブラディ・コーベット監督の「ブルータリスト」など10作品から選ばれる。