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SixTONES京本大我(30)が2日、都内で自身初の写真展「視点と始点」(3日から24日、東京・SAI)プレス取材会に出席した。30歳を迎えるまでの1年間で自らが撮影した97点が展示されている。
もともとカメラが趣味でもあり、昨年12月の誕生日に発売したソロ写真集「Retrace.」のロケ中に撮りためていたところ、作品を見たスタッフに独自の視点を評されたことが開催の契機となった。「自信にもなりましたし、みなさんに僕が20代最後の1年間に見てきた、僕からの視点、景色を写真集とはまた違う形でお届けできたらなと思って」と思いが実現した。
印刷技法や展示方法、細部までこだわりぬいた自信作がそろう。「京都で撮った写真は和紙、海の写真はキラキラ輝く作品にしたいからガラスに印刷してみたいなとか。1個1個の作品が大好きなので、子どものように1つ1つにふさわしい印刷方法でやらせてもらっています」と愛情込めて準備。展示品は自身が大量に撮りためていた物の中から500点にしぼり、そこからさらに選び抜いた97点。「昨年舞台をやっている時期もパソコンを持ち歩いてホテルでずっと見直したり、色味の調整をしていました」と多忙の合間を縫って制作した日々を回想し、「自己満足で終わらないように、1つ1つの世界観がみなさんそれぞれの視点で届くように願っています」と語った。
展示会のタイトルは同音異義の「視点」と「始点」。込めた意味について「見てくださる方にとって何かのスタートだったり、ずっとやってみたいけど忘れていたことだったり、いろんなことを思い出すきっかけにつながったら、この展示をやる意味も生まれてすてきだなと思って」と明かした。
カメラがライフワークとなったのはここ数年。「普段生活していると気が付かないような空の流れや、道端に生えているお花に気付いたり。『雨の日は出かけない』の一点張りだった自分が、雨の日でも出かけて写真撮ってみようかなとか。生活が一変して全てが前向きに良い方向に至ったのもカメラのおかげ。ぼくにとってもそういうものも“始点”ですし、皆さんに共有できたら良いなと思いました」と感謝。写真展開催はSixTONESのメンバーも興味津々。「ぼくから言わなくても『観に行きたい』と言ってくれる。こういうアート路線で頑張っているメンバーもいるんだと感じてもらえたらなと思います」と語った。
4月からは同展示のオンライン配信版も実施予定。詳細は追って発表される。