LUNA SEAが23日、東京ドームで35周年記念ツアーのファイナル公演を開催。「覚悟を持って選んだ」ステージで、35周年ツアーを締めくくった。
RYUICHI（54）は「俺たちしか作れないグランドファイナルを作り上げましょう」と呼びかけ、14年ぶりとなる東京ドームのステージが幕を開けた。
「黒服限定GIG」と題し、客席は黒く染まった。真っ黒な客席に向かい、「DESIRE」「I for You」「ROSIER」など全19曲を披露。SLAVE（ファンの総称）を熱狂させた。SUGIZO（55）は「真っ黒な東京ドーム、壮観だよ」としみじみと見渡した。
新たな覚悟を示した。前日22日には同所でGLAYとの対バンライブを行った。互いにヒット曲を演奏し、アンコールでメンバーをシャッフルしてそれぞれの代表曲を披露するなど、伝説の夜を作り上げた。しかしSUGIZOは「本音を言うと、これが最後の東京ドームかな…LUNA SEA最後の瞬間かな…と思っていた」と吐露。「でも、新しい夢ができた。必ず、何回も、俺たちはこのステージに帰ってきます」と誓った。
RYUICHIも「もう歌えないかな…とかいろんなことを考えた」と明かしたが、「昨年から（公演回数の）41本回ってみんなからパワーをもらって、今日ここに立てた」と感謝を込めた。最後はマイクを通さず「東京ドーム！ 愛してるよ！」と復活を示すように声を響かせた。【野見山拓樹】
