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<シービリーブスカップ:コロンビア1-4日本>◇23日(日本時間24日)◇第2戦◇グレンデール(米アリゾナ州)
女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング8位)が、コロンビア(同21位)4-1で競り勝った。第1戦のオーストラリア戦(4-0)に続く2連勝となった。
19歳MF谷川萌々子(バイエルン・ミュンヘン)が試合開始18秒で、目の覚めるような豪快なミドルシュートを決めた。エアバトルからのルーズボールを拾うと中央左から約25メートルの距離から左足振り抜き、ゴール対角の右上角に鮮やかにシュートが突き刺さった。
谷川はさらに前半8分、左CKからゴール前ニアサイドにいたFW田中美南(ユタ・ロイヤルズ)へピンポイントのボールを送り、ゴールをアシスト。頭で合わせた田中は2試合連続の今大会3点目となった。
早々に2点をリードしたなでしこジャパンは、止めて蹴るのツータッチのリーズムでボールを回し、各選手が流動性を持ったパスサッカーを披露。ボールを握り、主導権を握った。
前半追加タイムの49分、コロンビアの新星FWカイセド(レアル・マドリード)に1点を返されたが、後半開始から出場したMF浜野まいか(チェルシー)が田中のパスを受けて右足でゴールを奪い再び2点のリードとした。浜野も2試合連続の得点となった。
そして大きなインパクトを残した谷川は、余裕を持って後半24分にベンチに下がった。
後半35分には自ら倒されて得たPKを田中が冷静にゴール左隅に流し込み、4-1とリードを広げた。田中は今大会4点目とゴールを量産している。
ニールセン監督率いる新生なでしこが、初の国際大会で2試合連続しての4得点と攻撃力を見せつけた。
第3戦は26日(日本時間27日)に米国(FIFAランキング1位)と対戦する。