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フジテレビは21日、公式ホームページで本年度の「FNS27時間テレビ」の放送見送りを発表した。
ホームページで「今年放送を予定しておりました『FNS27時間テレビ2025』は、放送を見送ることとなりました。放送を楽しみにしてくださっていた視聴者の皆さまには、深くおわび申し上げます」とした。
同番組は同局の看板番組の1つで、FNS系列各局が一丸となって制作する長時間の大型バラエティー番組。1987年(昭62)に始まり、明石家さんま(69)やタモリ(79)ら人気お笑い芸人を起用。2020年のコロナ禍まで毎年放送されていた。
同局では、中居正広氏(52)の女性トラブルに同局社員が関わっていたとする一部報道や、その後の対応を巡りスポンサー離れが加速し、24年度の広告収入は233億円減となった。こうしたスポンサー離れによる収入減などが、企画進行など制作の動きを鈍くさせたとみられる。