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漫才師西川のりお(73)が20日、ABCラジオ「ますだおかだ増田のラジオハンター」に生出演。オンライオンカジノへの関与から活動自粛を表明した漫才コンビ「令和ロマン」の高比良くるま(30)について持論を展開した。
のりお自身、年に2度のペースで米ラスベガスに通い、現地の有名ホテルの会員になっていたという。「会員だから、空港に着くとリムジンが迎えに来た」「ルーレットもバカラもポーカーも向こうでは合法。仕事しながらパソコンでギャンブルやっている人もいる」などと海外の実態を踏まえた。かつてのりおが買った馬券が的中し「1万円が15万円になった。でも、もっと買っていたらもっと儲かっていたと考えるのが人間」と体験談を話し、ギャンブルに投入する金額がエスカレートしていく心境にふれた。
「今回くるまが狙われたのは名前(知名度)があるから。それだけ世間への影響力があるから」「(警察から)聴取されるのは嫌疑があるから」「違法とは知らずに(オンラインカジノを)やっていた、では通らない」などと、のりおは一気にまくしたてた。
また、ドジャース大谷選手の口座から約26億円を不正に送金した罪で禁錮4年9カ月、26億円の賠償などを言い渡された水原一平被告について「狙われたのは大谷選手という大物の通訳だったから」「もし有名でない選手の通訳だったら、こんな騒ぎにはなっていない」と、注目される立場の人ほど注意が必要と呼びかけた。
その流れで「増田君も(ニュース番組で)コメンテーターやってるんやったら狙われるぞ」とクギを刺した。その増田は「じゃあ、のりおさんは(立場がないから)何をやっても大丈夫ですね?」と反撃。「俺は治外法権か?」と、のりおは苦笑するばかりだった。