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昨年10月に76歳で亡くなった西田敏行さんのお別れの会が18日、東京・増上寺で執り行われ、所属事務所の小林保男社長が参列者に謝辞を述べた。
「私は(西田さんの)マネジャーとして44年間、日本の各地、北極やエベレストなど、さまざまな場所での撮影で一緒に仕事をさせていただきました小林保男です」とあいさつ。執り行った会場について「ここ増上寺は徳川家の墓所がありまして、以前大河ドラマで徳川秀忠役を演じるにあたり、お墓参りをさせていただいたというご縁もございましたので、この会場をお借りしました」と伝えた。
西田さんは亡くなる9日前に「劇場版 ドクターX」の舞台あいさつに登壇するなど、突然の旅立ちだったこともあり「私もオロオロするばかりでした」と吐露。「生前、『自分の葬儀やお別れの会はにぎやかな会にしてほしい。会場を出るときは笑顔でお帰りいただきたい』と娘さんたちに話していたそうです。私の力不足で西田の思うようなにぎやかな会にはできませんでしたが、せめて本人が歌うにぎやかな曲が流れますので、どうか笑顔でお帰りいただければ幸いです」とした。
「多くの方とのご縁と助けがあって、面白い役者を目指し生きてきた58年間の役者人生でした」と回想。参列者に向け「本日は本当にありがとうございました」と締めくくった。