
2日に行われたグラミー賞のレッドカーペットで披露した「ほぼ裸」ルックが物議を醸した米ラッパーのイェことカニエ・ウェスト(47)と妻で建築家のビアンカ・センソリさん(30)が、共に離婚に向けて弁護士に連絡を取っていると米オンラインメディアのTMZが報じた。
2022年12月に極秘結婚した2人は、婚前契約は結んでおらず、数百万ドルを巡る争いに発展する可能性があるという。一方で、ウェストはセンソリさんと結婚後は資産を失っていることから、負債も資産と同様に共有されるというカリフォルニア州法によって表面的にはセンソリさんは借金を抱える可能性があると伝えている。
グラミー賞の騒動後、ウェストはX(旧ツイッター)に「私はナチス」「ヒトラーが大好き」など反ユダヤ主義的や差別的な発言を連投し、批判を浴びた。さらに、自身のファッションブランド「イージー」のサイトで、ナチスのシンボルである鉤十字が描かれた白いTシャツを販売して波紋を呼んだ。センソリさんはそんなウェストに愛想をつかしたとの報道もあるが、昨秋も離婚のうわさが浮上したもののその直後にそろって来日して東京でツーショットを披露しており、今回も話題作りの可能性を指摘する声もある。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)