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漫画家の倉田真由美氏が10日までにX(旧ツイッター)を更新。昨年2月に膵臓(すいぞう)がんで亡くなった夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎さんに関する一部投稿に対し、法的措置をとることも示唆した。
倉田氏は、抗がん剤治療などを拒否した叶井さんを最期まで支えた自身に対し、臆測を交えて「反医療」などの語句を用いて批判した一部ユーザーの投稿を引用。「このポスト、及びこのポストに関わるすべてのポストに警告します。夫は緩和ケア病棟には入りませんでしたが、自宅で緩和ケアはしています」と説明。「『痛みに苦しみながら最期を迎えた』など勘違いも甚だしいものに関しては法的措置も考えます。本当に許せない。夫の選択を汚された思いです」と怒りをあらわにした。
続けて「癌になった時、痛みを引き受けるのも、死の可能性を含むその先の人生を引き受けるのも本人。身内の私でも、夫の選択を支持するだけ、口は出せなかった」と振り返りつつ、「それを赤の他人がとやかく言うのは許せない」と憤慨。当該投稿はその後、削除されたが、「夫の選択を侮辱するポストは看過できません。夫は故人です。夫の代わりに私が代わって制裁するしかありません」と強い姿勢を示した。
叶井さんは22年6月に黄疸(おうだん)が出て検査、ステージ3で余命半年を告げられた。日刊スポーツの取材に「『余命は半年で、もって1年です』と。抗がん剤治療してから手術すると、10%から20%の成功率だと。手術してうまくいかなければ、かえってがんが暴れちゃう。だから、それはやめときますって言と」と免疫療法などをしながら、仕事を続ける道を選んだことを明かしていた。56歳だった。