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三谷幸喜「冗談がとうとう本当に」30年間の充電へて東京サンシャインボーイズ復活公演


舞台「蒙古が襲来」は、三谷幸喜が率いる「東京サンシャインボーイズ」の復活公演として、東京PARCO劇場で幕を開けた。1983年に旗揚げし、1994年に一時活動を休止した同劇団が、30年の「充電」を経て再び結集。多くのメンバーが現役である中、三谷は「冗談が本当になった」とその喜びを表現した。故伊藤俊人さんも過去の録音を通じて参加しており、特別な意義を持つ公演となっている。物語は蒙古襲来の日の対馬の漁村を描く。三谷は老化の影響を笑いに変えつつも、これまでの経験を活かした舞台作りに自信を見せ、報道陣への即興演出を披露した。

舞台「蒙古が襲来」トークセッションで演出しているような設定を披露する三谷幸喜氏(撮影・小沢裕)

脚本家、演出家三谷幸喜(63)率いる「東京サンシャインボーイズ」の復活公演「蒙古が襲来」が9日、東京・PARCO劇場で初日を迎えた。公演前、三谷と出演者が同劇場でトークセッションを行った。

東京サンシャインボーイズは83年に三谷が旗揚げし、人気絶頂だった94年に30年の充電に入るとして活動を休止した(09年に1度再集結)。三谷は「解散というマイナスなイメージイメージがあまり好きじゃなかったので、30年充電と言いましたが、冗談のつもりだった。30年たってもみんな集まることはないだろう、全員がそろうこともないだろうと思っていたんですが、冗談がとうとう本当になった」と話した。

さらに「この30年、よくみんな現役の俳優さんとして頑張ってくれたと思っております。みんなよく生きてましたね」と言い、02年に亡くなった伊藤俊人さんについて「僕の同級生の伊藤俊人君は40歳で死んじゃったんですけど、昔の舞台の録音が残っていたので、声だけで出演しています」とした。

「蒙古が襲来」は、蒙古が襲来する日、対馬の漁村の何げない朝を描いた物語。梶原善が「必死でやらないと、覚えたせりふもどんどん抜けていく」と言うと、三谷は「いろんな意味で老化が如実に出てる。『稽古開始しまーす』と演出助手の人が言ってから、実際に始まるまで15分くらいかかる」と笑った。それでも「以前みたいなパワーやバイタリティーは減っているわけですが、みんなには今までの経験という蓄積がある」と自信を見せた。

この日は一部シーンを報道陣に公開予定だったが、急きょ本番までシークレットになることが決まった。ただ、三谷が「絵代わりがしないでしょうから」と即興で演出を付け、写真撮影してもらうというサービスを見せた。三谷は「本編にはこのシーンないですからね」と笑わせた。

ほか相島一之、阿南健治、小原雅人、甲本雅裕、小林隆、近藤芳正、谷川清美、西田薫、西村まさ彦、野仲イサオ、宮地雅子、吉田羊が出席した。

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