![](https://image.kingsoft.jp/starthome/nikkansports_ent/2025-02-08/b7a0594017c597652cb251514f5f154b_lg.jpg)
女優、モデルの中条あやみ(28)が8日、東京・SHIBUYA TSUTAYAで、28歳の誕生日を迎えた4日に刊行した、デビューから14年で初めての書籍となるフォトエッセー「明日へのことば」(幻冬舎)刊行記念イベントを開いた。
「明日へのことば」は、中条が今の自分を作ってきた経験、気持ちを支えてきた出来事から生まれた思いを「言葉」にして記録したフォトエッセー。「表現することは、自分を知ってもらうこと。人を知ることは、自分を知ること」という思いから、自らが選んだ九州・阿蘇の壮大な自然の中で撮り下ろした写真とともに、素の表情、素の心でつづった言葉をちりばめた。
中条は「写真集は、ちょっと違うと思い、ここまできた。インタビューで私が語る言葉、SNSの言葉選びがいいと言ってくださった編集の方にお話をいただいて、フォトエッセーならできると思った」と語った。「自分ならできる、自分の味方になる、というのは、かけてあげたい言葉。自分の話を書いていますけど、読んだ方に今日はいろいろあったけど、明日がいい日だと思ってもらえるようになればと思った」と語った。
「自分で、ここまで発案し、どういう衣装、どういうところで撮るか、というのが初めてだった」という。「素の自分が出ると良いなと思った。5年以上、使っているシャツとか、ずっと使っているものとか、いつ使うんだろうといって眠っているもの…日常を取り入れた感覚」と制作を振り返った。
こだわったポイントについては「秘密なんですけど、しおりの裏には、ちょっとした言葉がある。私のこだわりですけど、馬に乗った写真は馬を向いている目線。カバーを外すと違うカットがある。サプライズにしたくて、秘密なんですけどお伝えしました」と笑みを浮かべた。
本のお渡し会は、15日に故郷・大阪の梅田蔦屋書店でも、発売記念書店イベントを開催するが、この種のイベントを行うのは、初めてだという。中条は「普段、ファンとお会いするのはステージ上。ファンと直接、お話しするのは初めて。緊張して昨日は眠れませんでした。(大阪は)友達も来てくれるというので、関西弁になるのかな?」と笑みを浮かべた。家族の反響を聞かれると「母はフォトエッセーを読んで『言葉が響いたよ』と言ってくれた。母らしかった」と笑みを浮かべた。
◆中条(なかじょう)あやみ 1997年(平9)2月4日、大阪府生まれ。家族でグアム旅行に行っていた時に、空港でスカウトされて14歳で芸能界デビュー。11年に「Seventeen」専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、翌12年のTBS系ドラマ「黒の女教師」の梅原優役で俳優デビュー。14年に「劇場版 零~ゼロ~」で映画初出演&初主演。17年に「CanCan」専属モデルとなり、23年12月発売の24年2月号で卒業。19年の日本テレビ系ドラマ「白衣の戦士!」で連続ドラマ初主演。20年のNHKドラマ「閻魔堂沙羅の推理奇譚」で連続ドラマ単独初主演。今年公開の映画「あまろっく」に主演し「ある閉ざされた雪の山荘で」に出演。169センチ。血液型O。