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国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏(62)が7日、カンテレの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜午後1時50分)に出演。昨年11月の兵庫県知事選で、再選された斎藤元彦知事がPR会社に金銭を支払ったのは買収、被買収に当たるとして刑事告発された問題について持論を展開した。
兵庫県警はこの日、公選法違反容疑でPR会社側の関係先などを家宅捜索した。斎藤氏は報道陣の取材に「公選法に違反することはしていないとの認識に変わりない」と述べ、要請があれば捜査に協力する考えを示した。
モーリー氏は、兵庫県知事選では公職選挙法の隙を突いた行いがあったとし、「司法も警察も大変入念な準備をした上で本気で踏み込んでいるように見えます」と警察の動きについて感想を語った。
今後の展開について「PR会社は『公職選挙法に対する認識が足りませんでした』とおわびをすれば、多少は先々、みそぐことができるような気はする。斎藤知事が被るもの方が大きいと思うので、あくまで知事をかばい通すために完全に黙秘というわけにはいかない気がします」と予測。
PR会社社長が「多少は認識不足だったにしろ、選挙の直後にこの手柄のうちのいくばくの割合は私やったからね、と喜々として詳しく書いている」と指摘した。
番組MCの青木源太アナウンサーが「斎藤知事側もその辺は『盛ったのではないか』と認識を示している」と補足すると、モーリー氏は「斎藤氏側の代理人が言ったんですけど、下手すると名誉毀損(きそん)になるのではないか。本人は盛ってなくて正直に書いただけで、その結果、公職選挙法に抵触したので『おわびします』で済むかもしれないけど、その方を『盛った』っていうこと、虚偽を流したということを、知事を守るために代理人が言ったというシナリオが成り立つと、別の問題が成り立つと思います」と持論を展開した。
PR会社社長は昨年11月20日、インターネットの投稿プラットフォーム「note」に、斎藤氏の陣営で「広報全般を任せていただいていた立場として、まとめを残しておきたいと思います」と記し、プロフィル写真の撮影の様子や、X(旧ツイッター)の公式応援アカウントの立ち上げや運用などを手がけたこと、キャッチコピーを「躍動する兵庫」から「兵庫の躍動を止めない!」と提案したことなどを詳細に記載。現在は削除し、新たな投稿はない。報道陣の取材にも完全黙秘を貫いている。